鍼灸師·指圧マッサージ師が偏見の眼で見られてもしょうがない理由
前回、我々鍼灸師·マッサージ師が世間から偏ったイメージを持たれているなどのことを書きましたが、自分の過去の出来事を振り返ってみるとそれも納得がいきます。
私が出会った鍼灸マッサージ院を営む経営者や同業者の人々を引き合いに出すと、尊敬出来るような方がほとんど皆無でした。今までに勤めた治療院の経営者で尊敬出来た人格の人は、唯一1人のみです。その他は、ハッキリ言って「頭、大丈夫か?!」と思うような人達がほとんどでした。まず、一般常識がないのと、従業員などのことより自分の利益ばかり考えている人達ばかりでした。
我々鍼灸師·指圧マッサージ師は、<医道の日本>という東洋医学の業界専門誌を見て求職をする方法があるのですが、人を募集している治療院や病院などに問い合わせをすると、ここで信じられない回答が担当者から返ってきます。
ある時、上記の専門誌を見て、川崎市内の南武線沿線のとある総合病院に求人の応募の問い合わせをしました。そして、担当者に色々な条件を聞いていたところ、担当者いわく「お給与はとても少額で、恥ずかしくて面接の時じゃないと答えられません。そして、当院の採用の条件は、ここで働きながらゆくゆくは理学療法士になってもらいます。ただし、理学療法の専門学校の学費は自分で出して下さい」との回答でした。私が思ったのが、「あのねー、給料の条件が恥ずかしくて言えない程の少額で問い合わせの電話で答えられない所に、誰も面接に危なくていかないよー!それと、給料が少額なのに学費の高い専門学校に行ける訳がないだろうが!!!本当に頭、大丈夫!!」と思って面接に当然行きません。また、ある治療院で募集がかかっていたので、問い合わせてみると院長らしき人が電話に出て来て、お給与などの条件を聞いたところ、「あんた!人の所で修行をする場合、給料貰おうっていう根性が間違っているんだよ!当然、ウチで働いている間は給料なしで交通費も出ないから!!」と強く言われました。それで私が、「では、そちらで働いている間こちらの生活費などはどうしたら良いのですか?」と尋ねたら、その院長が「ウチで働いたあとに何処かで働いてダブルワークをすれば良いだけの話だ。コンビニや夜間の清掃などいくらでもアルバイトはあるんじゃないの?!」とこれ又強い口調で言われました。今どき修行だからといえ、無給で働かせる仕事がこの時代にあるのかと思い絶望したのと、給料を一銭も出さない治療院が、業界誌で堂々と求人しているのが信じられなくて、そこの院長は時代錯誤過ぎておかしいと思いました。そのような一般常識が通用しない鍼灸師·指圧マッサージ師が世の中にはいっぱいいます。
また、他の訪問リハビリマッサージの求人に応募して少し働いていた時のことです。
前任者に患者さん宅などを回るルートや患者さんそれぞれの治療法とリハビリなどを教えてもらい、たったひとりで回れるまでの10日間は通勤交通費も出ず無給でした。別業種の所だったら、通勤交通費と仕事で時間を拘束されているから、教えてもらいながら仕事をしていても、普通に賃金は出ますよね。このような一般常識と剥離した理不尽な応募先が、本当に多かったなと感じた想い出です。この業界に来る人で多いのは、[ロクに社会経験も積まなかったが、一発東洋医学で当てて金持ちになりたい。]や[会社はリストラになったり、ひとつの会社に勤めて辞めたくなって挫折したが、本当の俺は誰よりも最高なんだ!]等々傲慢で根拠のない勘違いの自信に満ちた者達などがやたらと幅を利かせている世界です。だからなのか、謙虚な気持ちなどなく患者さんや周りの人を想いやれない人格の人達が多くなってしまっているのかと感じます。 一般の人達はそのような、どうしようも無い雰囲気を我々の同業者に感じるから、そのような偏見を持つ一因なのかなと思います。
では、今日はこのぐらいに留めておきます。

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